心と体の健康⑦毎日ワクワク探し

今週のお題「元気の秘訣」
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 ベランダの鉢の中から、知らない内に何かの芽が出てきた。何だろうと、そのまま水を上げていたら、葉が沢山出てきた。ぐんぐん茎が伸びて大きくなった。そして、ついに花が咲いた。菜の花だった。種を撒いた覚えはない。
 鳥が撒いて行ってくれたのか?それとも、土に紛れ込んでいたのか?分からない。まだ菜の花が咲く時期には早過ぎる。普通は桜と一緒に咲く。気の早い菜の花だ。たった一本だけだったが、種を結べば百倍、二百倍になるかもしれない。そう思うと、一本の菜の花が宝物に見えてきた。
 昔、ある人が中国から、綿の種を十粒ほど筆の筒に入れて国外に持ち出した。当時もし見つかったら死罪だったという。しかし、自分の国の人たちにも綿の服を着せて上げたいと思った。
 家に持ち帰って種を撒いたら、たった一つだけ芽を出した。その一株を大事に育てて、多くの種ができた。そして多くの綿が実り、国中に綿が普及した。それが日本にも渡ってきたという。
 たった一粒の種もバカにできない。私一人では何もできない、ではなく、私一人から何かが始まるかもしれない、と思うとワクワクする。予期しなかった一本の菜の花から大きな気づきを与えられた。
 元気に生きる重要な秘訣は、全身全霊を込めてワクワクできるものを持つこと。そのような人生は元気だけではなく、輝いて美しく見える。私が一粒の種になろう!