心と体の健康⑥他の命に生かされている

今週のお題「元気の秘訣」
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 元気を維持するには、自分の心の姿勢や生き方も大切だと思う。
 私たちが食べる肉や魚、野菜や果物も、私の肉となり、骨となり、私の体の一部となる。そして私の中で新しい生命となって再び生きる。だから人間は、食べた動植物に応援され、喜んでもらえるような生き方をしないといけないと思う。
「頂きます。」
 という言葉には、様々な意味が含まれていると思う。動植物を育ててくれた酪農家や農家の方たちへの感謝。魚を捕ってくれた漁師への感謝。また料理してくれたお母さんや調理師への感謝。更には、食物となった動植物自体に対して、
「あなたの生命を頂きますので、その生命を無駄にすることなく、世の中のお役に立つように生きていきます。」
 という感謝と誓いの意味が含まれていると思う。そうでないと、動物や植物などの食物から、
「あなたには食べられたくない。」
 と、お叱りを受けるような気がする。
 昔「白虎隊」という映画を見た。官軍と戦って殺されていく白虎隊の兵士が最後に言った言葉が忘れられない。正確ではないが、ニュアンスは次のような感じだったと思う。
「俺はお前を恨まない。戦はどちらかが死ななければならないから。しかし、お前達がどんな国を造るか、あの世で見届けてやる。もし、日本を変な国にしたら、その時は恨む。」
 人間に食べられる動物や植物も同じように思っていると思う。
「食べられるのは恨まない。いつか自分も死ぬ(枯れる)から。しかし、あなたがどんな生き方をするか、見ている。もし、変な生き方をしたら、その時は文句を言うぞ。」
 などと言われそうだ。多くの他の存在に命や元気を貰い、生かされている自分自身だということを忘れずに生きていきたい。

多分続く