心と体の健康④感謝の三段階

今週のお題「元気の秘訣」
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 心の健康を維持する為に、私が心掛けているのは、感謝の気持ちを持つことだ。一口で感謝と言っても、感謝には三段階ある。
 第一段階は、受けた恵みに感謝すること。これは普通誰でもすると思う。人から贈り物を貰ったり、くじが当たったり、試験に受かったり、何か良いことがあると、感謝の思いが湧く。
 第二段階は、当たり前のことに感謝すること。歩いたり、食べたり、見たり、聞いたり、空気が吸えたり、太陽が昇ったり、水が水道から出たり、電気がついたり、沢山ある。日常の何でもない、当たり前のことに感謝することが重要だ。
 東日本大震災の時に、輪番停電で電気が使えずに、ローソクの火で明かりを灯したことがあった。電気の有り難みを初めて感じた。ガソリンスタンドに二時間も並んだこともあった。いざ入れようと思ったら、十リットルだけです、と言われた。ガソリンの有り難みも初めて知った。
 普段便利で当たり前にできると、つい感謝を忘れてしまう。夜寝る前に、「お口さん、今日も一日沢山話したり、美味しい物を食べてくれて有り難う。ゆっくり、お休み。」
「お手てさん、今日も沢山書いたり、持ったりしてくれて有り難う。ゆっくり休んで下さい。」
 と、たまには感謝してから寝よう。
 朝起きた時には深呼吸して、空気に感謝し、太陽が出たら、太陽に感謝しよう。
 第三段階は、病気や試練にも感謝すること。災難に感謝するのは難しいと思う。以前書いたことがあるが(2019年8月28日、29日「万年ビリ」①②)、私は事故のお陰で、ある気づきがあって、人生が変わった。その事故がなければ、変われないまま、もっと苦しんだかもしれない。だから事故に感謝した。
 苦労したお陰で、苦労した人の気持ちが分かる、という場合もある。すると、苦労したことに感謝できる。

続く