節分の日と本当にいる鬼

f:id:hiroukamix:20200204051546j:plain 昨日は節分の日だった。家に帰ると、子どもから片手で持ち切れない程の豆を貰った。沢山の小さなチャック付きのビニール袋の中に、煎った大豆が入っていた。職場で貰って来たという。家族の皆に分けて、一人一人に手渡してくれた。優しい気持ちが伝わって来て嬉しかった。
 家内は、夕飯に恵方巻きを準備してくれた。具が十種類位たっぷりと入っている太いものだった。とても美味しかった。
 自分が子供の時は、豆まきを毎年必ずしていた。その時の豆は煎った大豆だった。畳の上に投げた豆を拾って、そのまま食べていた。年の数だけ食べるように言われて、食べた記憶がある。
 自分が親になってからも、毎年していたが、途中から大豆ではなくて殻付きの落花生になった。衛生面を考えてのことだった。
 最近は子供も大きくなり、全くしなくなってしまった。
「鬼は外」と言うが、「鬼」は本当にいるようだ。「邪気」は「邪鬼」に通じる。「魔が差す」とか「病魔」「邪魔」の「魔」も、字の中に「鬼」がいる。
 どうやら鬼は、家の中だけではなく、心や体の中にもいるようだ。そして油断をしたり、不摂生をしたり、欲をかくと、鬼が侵入して来たり、暴れ出す。もしかしたら、元々自分の中に住んでいるのかもしれない。
「血気(鬼)」「怒気(鬼)」などに走ると、鬼が騒ぎ出す。気を付けなければならない。
「鬼」にやられないように、毎日豆まきが必要かもしれない。