カーラジオのボタンを押したら、突然懐かしい曲 2

f:id:hiroukamix:20200203061648g:plain 学生時代以来に、久し振りに車のラジオから「ケ・セラ・セラ」が流れてきた。最初私は「なるようになる」即ち「明日は明日の風が吹く」みたいな、ただ楽観的な解釈だった。
 ところが、もう少し違った意味があるかもしれないと、思うようになった。それは、「なる(と思った)ようになる」という解釈だ。前者の意味とは明らかに違う。前者は楽観的で良いなと思っていたが、やや人任せなところがある。後者は、自分の運命を自分自身で切り開く、という意志が込められている。
 作者が意図したところは分からないが、私は二つの解釈の中間を取ることにしている。人生は自分の思った通りになる場合もあるが、そうならない時もある。思い通りにならない時は、それを受け止めていこうと思う。
 車のラジオから流れてきたもので、別の印象的な曲がある。ピアノが好きで弾いていたが、ピアノは簡単に持ち運びができない。気軽にどこにでも持ち運びができて、比較的簡単なハーモニカに一時期凝ったことがある。ポケットにも入れられる。
 そんなある日、車に乗っていて、ラジオのスイッチを入れた瞬間、ハーモニカの曲が流れてきた。「ウィリアム・テル序曲」だった。四人の女性の演奏だった。途中からで残念ではあったが、軽やかで、高音と低音が見事にハモった演奏は今でも耳に残っている。何十年も前のことなのに、ふと耳もとで、ハーモニカの四重奏が蘇ることがある。

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by ホンダアクセス