今日は旧暦の元旦 旧暦にエール

今週のお題「応援」
f:id:hiroukamix:20200125072149j:plain 今日は旧暦の一月一日、元旦だ。旧暦で正月を迎える国も多い。中国、台湾、韓国、北朝鮮、モンゴル、シンガポールベトナム、マレーシア、インドネシアなどがある。
 日本でも、旧暦の行事の名残がある。旧正月や節分、十五夜などが代表的だ。月は生活の中で、身近な存在として役割を果たしてきたと思う。
 旧暦だと、陽暦の誕生日が毎年変わる。韓国人の知人が、誕生日が過ぎてから気が付いたことがある、と言っていた。陽暦中心の国にすんでいると、自分の誕生日も忘れてしまうようだ。
 旧暦の暦を使うのはアジアだけかと思ったら、ヨーロッパのイタリアでも使っている。水の都と言われるヴェネツィア(ベニス)は、湾の潟の上に築かれた街で、満潮になると、道路が水の中に沈んでしまう。買い物に行って、道がなくなり帰れなくなった、という話を聞いた。旧暦の暦を手放せないという。潮の満ち引きは月の影響を受けるからだ。
 旧暦も便利なことがある。月を見れば、だいたいの日が分かる。新月の後一日を迎える。右半分の半月(上弦)なら八日頃、満月だと十五日頃、左半分の半月(下弦)なら二十二日頃になる。
 月の一日目を「ついたち」と呼ぶのは、新しい月が立つ、即ち「月立ち(つきたち)」から変化した。
 漁業は潮の流れに大きく影響を受ける。私も釣りが大好きなので、行く時は、必ず潮を見る。潮が動かない時は、中々釣果も上がらない。
 地球の70%を水が覆っているように、人間の体の70%は水でつくられている。その意味では、月が地球に影響を与えているように、はっきり解明されていないが、人間にも何らかの影響を与えているような気がする。蟹は満月の夜に卵を生むという。
 月を見ると、癒やしや懐かしさ、不思議と心が躍るのを感じるのは私だけだろうか?
 マイナーな旧暦に、私はエールを贈りたい。