新時代⑥男性から女性中心の社会

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 六番目は男性中心の社会から女性中心、あるいは男女共同の社会への変化について触れてみたい。
 今までは男性が社会の中心にいて世界や歴史を動かしてきた。しかし、これからはもっと女性が活躍しなければならない。
 男性中心の社会が多くの戦争や争いを引き起こしてきた。闘争的な女性もいるが、やはり男性の方が圧倒的に多い。肉体も男性の方が戦いに適している。オリンピック競技の男女区別をなくせば、ほとんど男性が勝ってしまう。男女が力で張り合う必要はない。
 男性は力や知性が特徴だ。それに対して女性は情や感性が優れている。男女は性格や役割が違う。社会でもっと女性の感性が発揮されれば、より住み易くなるに違いない。
 更に大事なのが母性愛だ。「女は弱し、されど母は強し」と言う。母親は自分の命を捨てても、子供を守ろうとする。子供を育てる情感や機能も女性の方が優れている。子供に寄り添ったり、受け止めることの苦手な男性が多い。
 母性愛と言っても、結婚しているかどうかや、子供がいるかどうかではない。子供がいても母親になり切れない人もいれば、独身でも母性愛が豊かな人もいる。一番大切なのは、人の気持ちに共感し、相手との考えや立場の違いを越えて、相手の心を受け止める能力だと思う。
 地球上に男性と女性が半分ずつ存在するのは意味がある。社会の役割を各々半分ずつ担うようになっているからだ。国会議員も最低半分は女性がなるべきだ。その意味で日本は後進国だ。
 しかし、実際は女性の役割の方が重要な気がする。これからの社会は、もっと女性の感性や母性愛が強く反映されるべきだ。それが平和な世界をつくる上で必要だと思う。