今週のお題「秋の空気」
私はコスモスのピンク色の軽やかな花が、秋風になびいて揺れる姿を見ると、幸せな気分になる。
私は秋に結婚式をした。結婚式の後、車で移動中に、道の両側にコスモスが延々と咲いているのが見えた。それから、コスモスが大好きになった。
毎年、必ずコスモスの花をどこかに見に行く。鴻巣の荒川河川敷にある1200万本の吹上コスモス畑、くりはま花の国の100万本のコスモス、昭和記念公園の400万本のコスモス、千葉のマザー牧場の200万本のコスモス、どこに行っても可憐で美しい。
また日高市の高麗川沿いにある巾着田は彼岸花で有名だが、水車小屋と共にあるコスモスも劣らないくらい素晴らしい。佐久のコスモス街道も何度通ったか数え切れない。久喜のコスモスロードも散歩しながら楽しめる。
私が住んでいる川越には伊佐沼東岸にコスモス畑がある。毎年見に行くが、見頃が過ぎると摘み取り自由になるのが嬉しい。また名もない近所の畑の脇に咲いているちょっとしたコスモスを見るだけでも嬉しくなる。
我が家のベランダにも、秋になると毎年コスモスの花が登場する。毎日眺めていても飽きない。
ところで、コスモスには英語で「宇宙」という意味がある。宇宙には当然「星」がある。実はコスモスの花の中を良く見ると、「星」が一杯詰まっている。しかも三種類の「星」が見える。開く前の星形の筒状花と五つの花弁を開いた筒状花、そして筒状花の真ん中にある星。皆星形をしているが、形が違って面白い。
今朝も駅に行く途中に、畑の片隅に咲いているコスモスの花を見て幸せな気分になった。