2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

鷲宮神社と河津桜

職場の近くに鷲宮神社がある。出雲の神様を祀っている神社では、関東で一番古いという。 残念ながら、去年の台風で鳥居が倒れてしまった。大きな台座だけが今は両側に残っている。 普通鳥居をくぐると、正面に拝殿があるが、ここは拝殿の正面が左を向いてい…

約束を守った男の子と猫

今週のお題「ねこ」 一度載せた話で恐縮だが、「猫」のお題が出てきたので、再度載せさせて頂く。 夕方六時頃を少し過ぎた、帰り道のことだった。暗闇の中に小学校一年生くらいの男の子が、家の外でブルブル震えて立っていた。 「家の中に入らないの?」 と…

猫になりたい④

今週のお題「ねこ」 私はこたつで背を丸くして座り、両手を頬のつっかえ棒にして、そんなマリを羨望の眼差しでじーっと見つめていた。マリと目と目が合うと、 「恥ずかしいので、そんなにじっと見つめないで欲しい。」 とマリが言っているように感じた。 何…

猫になりたい③

今週のお題「ねこ」 授業中に手を上げて質問したり、意見を言うことも一度もなかった。頭の中が空っぽなので、何を言って良いのか分からなかったのだ。 周りの人が話しをしたり、文章を書いたりできることが凄いと思った。自分には苦痛でしかなかったのに。 …

猫になりたい②

今週のお題「ねこ」 小学生の頃は人間関係がとても嫌いだった。煩わしかったのだ。誰かと一緒にいても何を話して良いか分からないし、どう振る舞ったら良いか分からなかった。自分の中から何の言葉も出てこなかった。 何故言葉が出てこなかったかと言うと、…

猫になりたい①

今週のお題「ねこ」 一度載せた話で恐縮だが、「猫」のお題が出てきたので、再度載せさせて頂く。 子供の頃に家で色々な動物を飼っていた。スピッツでシロという名前の犬がいた。文字通り真っ白でふさふさした毛のオスの子犬だった。最初は家の中で飼ってい…

猫屋敷

今週のお題「ねこ」 以前訪問した家に上がって驚いた。家の中を猫が三十匹以上うろうろしていた。三毛や茶色、白黒、ありとあらゆる種類の猫が我が物顔で歩いていた。 座布団を出されたが、布団の生地なのか猫の毛なのか分からない程びっしりと毛が付いてい…

露天風呂とサウナとマッサージ

先月に続いて、今月も温泉に行って来た。冬は温泉に限る。特に、露天風呂は極楽気分だ。目を閉じて、太陽の光を瞼に感じながら、湯に浸かっていると、全ての喧騒を忘れる。 今回は一時間のマッサージ付きだった。足の裏のツボを念入りに押してもらった。最初…

大切な人⑦感謝しかない父母への思い

今週のお題「大切な人へ」 父には若い時からの口癖があった。 「我は神なり。」 という言葉だ。とても傲慢に聞こえるが、父は決して傲慢で言ったのではない。 「有言実行」の人なのだ。その言葉を口にすることで、自分が悪いことができず、人助けや地域社会…

大切な人⑥父からの祝辞

今週のお題「大切な人へ」 私は訳あって大学の卒業式に出られなかった。すると父が 「俺が学長に代わって、祝辞をしてやる。」 と言って三つの話をしてくれた。 一つ目は、まず私に質問した。 「『当たって砕けろ。』とは、どういう意味だと思う?」 私は少…

大切な人⑤子供に育てられる

今週のお題「大切な人へ」 子供を育ててきたというよりも、子供に育てられてきた、と言った方が良いかもしれない。 親の足らないところを、子供は教えてくれる。気が付かないことも、気付かせてくれる。 実は、私はあまり良い父親ではなかった。子供が寝てい…

大切な人④違いを認め合う

今週のお題「大切な人へ」 妻の道案内で目的地に行くのは至難の業だ。私は妻の書いた地図を信じない。大体道を一本か二本は間違える。私はナビがなくても、地図を見れば初めてのところでも大概行ける。こういう方面は男の方が得意のようだ。 男性と女性は、…

大切な人③真似のできない芸当

今週のお題「大切な人へ」] こんなこともあった。妻が、 「言ったでしょ。」 と言うのだが、私は 「いや、聞いていない。」 と答えた。すると妻が、 「ちゃんと、あなたは『はい。』と答えたでしょ。」 と言う。私には、全く記憶がない。実は「言った」「聞…

大切な人②野暮な質問

今週のお題「大切な人へ」 そもそも、男性と女性は考え方も行動も全く違う。どちらかと言うと男性は知的であり、女性は情的だ。男性が目的思考であるのに対して、女性は関係性を大事にするようだ。 妻から仕事中に電話があった。忙しかったので五分だけと言…

大切な人①違うことは良いことだ

今週のお題「大切な人へ」 妻は十二人兄姉の末っ子だ。十二人と聞いて最初ビックリした。中々お目にかかれるものではない。 妻と私は、全てが極と極だ。妻は北海道の海辺近くで生まれ育った。私は海のない山梨県で生まれた。 私は山登りが大好きなので、「山…

心と体の健康⑦毎日ワクワク探し

今週のお題「元気の秘訣」 ベランダの鉢の中から、知らない内に何かの芽が出てきた。何だろうと、そのまま水を上げていたら、葉が沢山出てきた。ぐんぐん茎が伸びて大きくなった。そして、ついに花が咲いた。菜の花だった。種を撒いた覚えはない。 鳥が撒い…

心と体の健康⑥他の命に生かされている

今週のお題「元気の秘訣」 元気を維持するには、自分の心の姿勢や生き方も大切だと思う。 私たちが食べる肉や魚、野菜や果物も、私の肉となり、骨となり、私の体の一部となる。そして私の中で新しい生命となって再び生きる。だから人間は、食べた動植物に応…

心と体の健康⑤ビタミン愛

今週のお題「元気の秘訣」 心にとって一番必要な栄養はビタミン愛だ。しかし、一番欠乏し易いのもビタミン愛のようだ。 愛を摂取するのに、大切なのはスキンシップと言われる。去年の九月十二日のブログにも触れた。犯罪を犯した少年を調べると、そうでない…

心と体の健康④感謝の三段階

今週のお題「元気の秘訣」 心の健康を維持する為に、私が心掛けているのは、感謝の気持ちを持つことだ。一口で感謝と言っても、感謝には三段階ある。 第一段階は、受けた恵みに感謝すること。これは普通誰でもすると思う。人から贈り物を貰ったり、くじが当…

心と体の健康③心を見つめる時間を持つ

今週のお題「元気の秘訣」 健康と言うと、体のことばかりを考えてしまう。食事や栄養に気を使ったり、エステに通ったり、ウォーキングをしてみたり、体の健康の為に時間やお金を割くことは多い。 それは勿論だが、もう一つ大事なことは、心の健康だと思う。…

心と体の健康②丸ごとの食材を感謝して良く噛んで食べる

今週のお題「元気の秘訣」 元来病気と怪我の問屋で、足の爪先から頭の天辺まで骨折や手術をしているので、健康には注意せざるを得ない。 食事面で健康を考えると、薬膳が理想だが、中々そこまでは難しい。そこで、なるべく食材を丸ごと食べるようにしている…

心と体の健康①悪いものを体と心に溜めずに出す

今週のお題「元気の秘訣」 健康の為には、悪いものを体と心に溜めないことが大事だと思う。便秘は万病の元と言われるのは、体の中に悪いものが溜まるからだ。 すぐ誰にでもできるのは呼吸だ。まず、肺の中の悪い空気を全て出し切る。更にお腹の中の悪い空気…

明治神宮の森をつくり、数百億円を匿名で寄付した人物

一月九日に本多静六博士について書いた。博士を讃える顕彰会がある。その会長がお会いして下さると言うので、博士が生まれた久喜市菖蒲町にある本多静六記念館に、三日前に初めて行って来た。 記念館は役場の五階にあった。役場の正面玄関の前に、本多静六博…

韓国のタクシー運転手と牧師、天国に行くのはどっち?

もう十年以上も前のことだ。韓国に行ってタクシーに乗った。ラジオから韓国語の歌が流れていた。聞いたことがある歌で嬉しかった。ところが喜びも束の間、タクシーが走り出したら、恐怖で歌のことなど吹っ飛んでしまった。街の中の普通の道なのに、100キロ以…

カーラジオからの音楽とメッセージ

車のラジオから流れてくる音楽に何度も感動を覚えたが、曲と曲の間の話にも感動したことがある。 車で通勤中にラジオのスイッチを付けたら、ある作家が話をしていた。途中からだったので、名前は分からない。 初め、その作家の父親が認知症の母親の面倒を見…

節分の日と本当にいる鬼

昨日は節分の日だった。家に帰ると、子どもから片手で持ち切れない程の豆を貰った。沢山の小さなチャック付きのビニール袋の中に、煎った大豆が入っていた。職場で貰って来たという。家族の皆に分けて、一人一人に手渡してくれた。優しい気持ちが伝わって来…

カーラジオのボタンを押したら、突然懐かしい曲 2

学生時代以来に、久し振りに車のラジオから「ケ・セラ・セラ」が流れてきた。最初私は「なるようになる」即ち「明日は明日の風が吹く」みたいな、ただ楽観的な解釈だった。 ところが、もう少し違った意味があるかもしれないと、思うようになった。それは、「…

カーラジオのボタンを押したら、突然懐かしい曲

車に乗っていて、ラジオのスイッチを押したら、突然懐かしい曲が流れてきたことが何度かある。そんな時は、神が舞い降りて来たような気分になる。 一度はドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」だ。これは「知りすぎた男」という映画の主題歌だ。学生時代に、カセ…

車の中でピアノ曲を聞く

私は独学でピアノの趣味があるが、楽譜が正確に読めない。音の高さは何とか分かるが、楽譜を見ただけでは、音の長さやメロディーが良く分からない。 そこで、弾きたい曲を幾つか選んで、CDやYouTubeからダウンロードしてCDを作成している。今レパートリーが…