2019-01-01から1年間の記事一覧

毎日大きな肉の塊をがぶり

今週のお題「いい肉」 南米のウルグアイに行った時、毎日牛肉が食べ放題だった。この国は、牛の数が人間よりも多い。空港から宿泊先に向かう道の途中に、桁外れの広い牧場があった。牧場と言うよりも、大草原がどこまでも広がっていた。無数の牛が放し飼いに…

毎日が新しい発見と喜び

家を出て直ぐに、道端の日陰で今季初めて霜を見た。少し歩いて畑の横を通ると今度は霜柱があった。更に行くと、真っ白い雪を被った美しい富士山がくっきりと見えた。朝の空気は乾いて澄んでいた。空は雲一つない青空が広がっている。天気予報で、最低気温が1…

「鈴の鳴る道」の深い意味

駅に行く途中に躓いて転びそうになった。ぼーっとして歩いていたからだ。工事中で道に沢山の凸凹ができている。あちこちに小さな段差があったり、突然ちょっとした坂がある。良く見て歩かないといけない。 そう言えば、以前読んだ本を思い出した。「鈴の鳴る…

金剛山での停電と星空と紅葉

今週のお題「紅葉」 もう二十年以上前だが、旅行で北朝鮮に二度行ったことがある。平壌(ピョンヤン)の街中から地方の村や名山にも行った。 サーカスや舞踊、歌などとても趣向を凝らしているものを色々見た。 小学生の歌を聴いたが、プロ顔負けの声に魅了され…

空から落ちて来た有り難いお土産

今週のお題「紅葉」 朝、駅に向かう途中に雨が少し降っていた。傘を差す程ではないと思ったが、大切な書類が鞄に入っていたので、手に持っていた傘を開いた。 駅に着いて傘を閉じると、傘にべっとりと鳥の糞が付いていた。傘を差していて良かった。もし傘が…

桜も相撲も神社も海を渡って来た?

日本の京都のようなところが、韓国では慶州(キョンジュ)だ。ここは三国を統一した新羅の千年の都だった。 ところで、新羅を日本人は「しらぎ」と読む。しかし、この読み方は蔑称だ。「しらぎ」とは「新羅の奴ら」という意味だ。 新羅に滅ぼされた百済人や高…

ど根性南天とど根性スミレ

今週のお題「紅葉」 前住んでいた家の敷地に、ど根性南天が生えていた。コンクリートの四角いタイルとタイルの間の僅か5ミリにも満たない隙間に窮屈そうに二本が並んでいた。まさに、ど根性でお互いが励まし合って、狭さに負けないぞ、と言っている声が聞こ…

家の近くで楽しめる紅葉、黄葉、金葉

今週のお題「紅葉」 わざわざ遠くの山に出掛けなくても、美しい紅葉を楽しむことができる。家のドアを出て階段を下りると、通路をはさんで、もみじの木が横二列に並んでいる。枝が通路で目の高さまで垂れ下がっていて邪魔だな、と思って見ていたが、色づき始…

眩しく輝く紅葉の山々

今週のお題「紅葉」 秋はやっぱり紅葉だ。葉のない枯れ木のような状態から、青々とした新緑が蘇り吹き出てくる春も好きだが、秋の紅葉も好きだ。紅葉でとても印象に残っているのは群馬の妙義山だ。下から見上げると、まず山の大きさに圧倒される。雄々しくデ…

私を成長させてくれた門の貼り紙の二つの言葉

今週のお題「〇〇の成長」 暗闇の中で、たった一つの言葉に出会って、希望の光が見えることがある。私は暗闇の中で、二つの言葉と出会った。 新人研修で、訪問販売をしながら田舎を回っていた時のことだった。一生懸命に一軒一軒訪ねたが、朝から昼頃まで、…

川越喜多院の菊まつり

健康診断で川越の町に行った帰りに、喜多院に寄って、菊まつりを見て来た。様々な形に仕立てられた菊の花が並んでいた。毎年、その年に因んだ菊が登場するが、今年は五輪の形をした菊だった。なるほど、と思った。 あとは、だいたい例年通りの作りだった。小…

不安と恐怖から希望と喜びに

今週のお題「〇〇の成長」 私は子供の時からいつも何かに怯えていた。心の中は不安と恐怖でいっぱいだった。その重みに耐え切れず、潰されてしまうのではないかと思った。だからいつも現実から逃げ出すことばかりを考えていた。 小学校一年生の頃から、生き…

一番嫌いな事が一番好きになる

今週のお題「〇〇の成長」 私は小学校の時、一番嫌いな教科が音楽だった。イ短調とかハ長調とかシャープとかフラットとか何度聞いてもさっぱり理解できなかった。歌を歌うのも好きではなかった。そもそも音痴だった。「音楽」は「楽しい音」ではなく、「苦し…

猫から人間に成長した私?

今週のお題「〇〇の成長」 子供の時に家で猫を飼っていた。名前はマリと言った。白と黒の斑模様の毛をしているメス猫だった。寝ていると、よく布団の中に入って来た。冬は湯たんぽ代わりになった。朝起きてみると、兄の布団の中で子猫を何匹か生んでいたこと…

万年ビリからトップに

今週のお題「〇〇の成長」 私には絶対にしたくない仕事があった。販売などの商売だ。人と話をしたり、接することが苦手だったからだ。そんな私が寄りによって訪問販売の仕事をしたことがある。本当は逃げ出したかったのだが、成り行き上やむを得ず、すること…

父の訓示で車酔いを克服

今週のお題「〇〇の成長」 私は子供の頃に車に乗ると必ず酔った。たった二、三十分乗るだけで酔ってしまうのだ。 ひどい時は、車に乗って動き出す前に吐いた。車に乗っただけで酔うイメージを連想してしまうのだ。 だから、バスで行く遠足が大嫌いだった。周…

川越の美術館、博物館、蔵造りの町並み巡り

久し振りに、川越の美術館や博物館に行って来た。何か面白い企画をやっているだろうか、と期待して行ったら、石の彫刻展をしていた。 黒御影石や赤御影石、大理石、名栗石、青石、安山岩などで空想上の生物を彫った彫刻作品が展示されていた。一つ一つが愉快…

今日は埼玉県民の日

今日11月14日は埼玉県民の日だ。埼玉県が誕生した日だ。 埼玉県は「翔んで埼玉」という映画にもなったが、自虐的過ぎると思う。もっと誇るべき内容があるのに、一切触れられていなかったのが残念だ。 どの地域にも名所や名物がある。どこそこが良いとか悪い…

忘れた頃に幸せを運んでくれるワイルドストロベリー

朝ベランダに出て植物たちに水をやろうとしたら、甘くて心地良い香りがプーンと漂ってきた。もしかしたら、と思ってワイルドストロベリーの葉っぱの下を覗いてみると、案の定真っ赤な実が三つ付いていた。葉っぱで気が付かなかった内に実が十分熟していた。…

猿山の豚

人は心残りがあってはいけないと思う。よく幽霊が「恨めしや」と言って出て来るが、これは「心残り」や「未練」のことだ。この世で何かをやり残したまま、あの世に行くと「恨めしや」となるようだ。 私は高校の時、柔道の練習で骨折をして、修学旅行に行けな…

善光寺と山々と野沢菜とおやきと人情の長野

もう四十年も前だが、長野市内に住んでいた。今回の台風で被災された方々にはお見舞い申し上げます。 長野は車の運転免許を取った所でもある。千曲川だったか、犀川だったかはっきり覚えていないが、河川敷に車の運転の練習に打ってつけの場所があり、毎日お…

小江戸川越、住めば都

川越に住んで十二年目を迎えた。住めば都と言うが、歴史と文化、自然に恵まれた住みやすい街だ。 街なかでの私の移動はもっぱら自転車だ。家の目の前に国道254号線があり、車道とは別に歩道と自転車用の道があるので安全で便利だ。川越の街に出る時や反対に…

旅行ではなく、住んでみたいハワイ

がんらい寒がり屋の私にとって、常夏のハワイという島は、まさにパラダイスだ。照りつける太陽も吹きつける熱風も、とても心地良かった。 ハンモックに揺られながら、遠くの海をボーッと見ている時間は何と贅沢だろう。そのまま時が止まってくれたら、どんな…

トトロに会える街、所沢

西武新宿線に乗って、東京都から一駅出ると、埼玉県の所沢に着く。地図を見て、航空記念公園や山、湖など、遊び盛りの子供を育てる環境を考えて、所沢に住んでいたことがある。 航空記念公園には、とてもお世話になった。日本で初めて飛行場が作られた地だけ…

ランタナと七星てんとう虫

今朝ベランダに出ると、ランタナの花が咲いていた。沢山小さな花が花火のように開いていた。もう今年は咲かないかも知れないと思っていたので嬉しかった。ランタナは和名で七変化(しちへんげ)と言う。成長に従って色が変化する綺麗な花だ。もう二十年位前か…

子供の情操教育にお勧めのマンガ「ポリアンナ物語」

今週のお題「好きな漫画」 子供が小さい時に「ポリアンナ物語」というテレビマンガをやっていた。子供と一緒に見ていたが、こちらまで引き込まれてしまった。少女が主人公ではあったが、男の子でも大人でも楽しく見られるマンガだ。 ポリアンナの父は牧師で…

30年愛用の手帳カバー

数日前に、30年前から愛用している小さなノートのことを書いた。そのノートを入れるカバーも30年前から愛用している。カバーと言っても、ただの手帳カバーではない。中に沢山のポケットが付いた黒い皮製のカバーだ。その中に定期や保険証、免許証、名刺、カ…

ピーナッツとスヌーピー

今週のお題「好きな漫画」 もう何十年か前の話だが、当時発刊されていたピーナッツの漫画を全巻読破したことがある。最初の動機は英語の勉強の為だった。しかし、段々と読んでいる内に、スヌーピーやチャーリーブラウン、他の登場人物のセリフを通して、人生…

家中に貼った鉄腕アトムのシール

今週のお題 子供の時にテレビで見た漫画を思い出す。鉄腕アトム、鉄人28号、零戦隼人、風の藤丸、オバケのQ太郎、ゲゲゲの鬼太郎、巨人の星、サザエさん、少年ケニア、アタックNO.1、サイボーグ009、エイトマン、怪物くん、おそ松くん、パーマン、などが思い…

対岸が見えない川(2/2)

何度かラ・プラタ川に釣りに行った。川と言っても、川幅が百キロ以上もあり、向こう岸が見えない。大陸の川はスケールが大きい。雨が降ったあとの泥水のような茶色をしていた。 数時間釣りをしたものの、岸で投げ釣りをした組は誰も一匹も釣れなかった。船釣…