神様の愛「故郷の山河」

今週のお題「何して遊んだ?」

 家のそばの川で、夏になると釣りや水遊びをしました。ハヤという十センチ前後の魚をよく釣りました。川は泳ぐほど広いところがなかったので、滝壺などで潜って遊びました。一度滝壺から出られなくなって死ぬかと思ったことがあります。必死にもがいて水を何杯も飲んでやっとのことで出て来ました。五十年以上前のことですが、今でもあの恐怖をはっきり覚えています。 
 山登りや花見、ソリやスキー、木の実や山菜取り、遊ぶ材料の調達など、山は生活の一部でした。
 木の実は栗、クルミアケビなどが取れました。山菜はワラビやフキ、ウドなどをよく採りました。特にワラビ取りが大好きでした。宝探しのようなゲーム感覚だったと思います。しかし苦いので食べるのは嫌いでした。
 冬になると、必ず雪が積もりました。すると、自家製のソリで山道を滑りました。ソリは板と竹で作りました。誰のソリが一番早いか競争したものです。毎年工夫をこらして、ソリを改良するのが楽しい思い出です。
 スキーも板と竹を使って自分で作りました。靴を入れるところは、近所で機織りをしていたので、古くなった機械のベルトを切って使いました。山の斜面の畑がスキー場でした。小さなジャンプ台も作って飛びました。雪のない時は、長い直線の山道に葉っぱをたくさんまいて、葉っぱスキーをしました。

神様の愛「遊び」

今週のお題「何して遊んだ」

 子供のときの遊びといえば、ベーゴマ、メンコ、ビー玉、おはじき、竹馬、羽子板、トランプ、花札、双六、将棋、五目並べなどがありました。
 ベーゴマは近所の子供たちが集まってよくしました。桶の上に、テント用の頑丈なシートをかぶせて、ロープでしっかりと固定して「とこ」を作りました。その上で勝負しました。ベーゴマに固く紐を巻きつけて、「エィっ」と掛け声をかけて、「とこ」の上でコマを回しました。「とこ」から、はじき出されたり、先に止まったら負けです。真剣勝負でした。とてもワクワクしました。ベーゴマには野球選手の名前が刻まれていました。「川上」が一番人気でした。「稲尾」「国松」「金田」「長島」などがあったのを覚えています。
 竹馬も楽しかったです。裏の竹藪から節が同じ位置にある2メートルほどの竹を切ってきます。縦に二つに割った薪を針金でつけて足場を作りました。足が1メートルほどの竹馬でした。石垣の上から竹馬に乗りました。目の高さは2メートル以上あります。上から仲間を見下ろすのは気持ち良いものでした。
 五目並べは兄と弟とよくやりました。負けると悔しくて、何度も挑戦しました。それでも中々勝てなくて、いつも悔しい思いばかりをしていました。
 さまざまな楽しい遊びを与えてくださった神様に感謝します。

神様の愛「神アプリ」

今週のお題「ホーム画面」

 少し本題からずれるかもしれませんが、ホーム画面にある優れものアプリについてお話します。
 今日はグーグルレンズについてです。翻訳機能にセットして、外国語にカメラを向けると、日本語に翻訳されて画面に出てきます。いちいち単語を入力して辞書で調べる必要がありません。いつも重宝しています。

 グーグルレンズを検索機能にして、名前を知りたい花や木にカメラを向けると、花や木の名前が出てきます。

 同じ検索機能で値段を知りたい品物にカメラを向けると、商品名や値段が出てきます。

 文字機能で、文章にカメラを向けて写すとと、ワードに変換してくれます。これは、とても便利です。

 同じ文字機能で、文章をカメラで写し、音声を選択すると、スマホが音読をしてくれます。

 グーグルレンズには、場所やショッピング、食事、宿題など、もっと機能が付いていますが、他は使ったことはありません。私にとって、ホーム画面に、絶対なくてはならないアプリです。

 このアプリを発明したかたと、このアプリに出会わせてくださった神様に感謝します。

歴史と文化の街 ワシントンD.C.

今週のお題「好きな街」

 アメリカの首都、ワシントンD.C.の観光をしました。バスの中で、ガイドさんが次のような話をしました。
 独立戦争の時に、毎日若者が犠牲になっていきます。その中で、初代ワシントン大統領が神に祈りました。
「神様、この戦争をやめなければ、今日も尊い若者の命が失われます。しかし、やめれば自由(平等)の道が閉ざされます。どうしたら良いでしょうか?」
 その時の神の答えは
「世の中には、命より尊いものがある」
 というものだったそうです。

 アメリカという国は、自由と平等を命と引き換えに勝ち取りました。命よりも尊い価値があると思っています。だから世界のどこにおいても、自由や平等を脅かす存在に対して、命を懸けてでも守ろうとしてきました。しかし最近のアメリカは少し違うようです。
 日本人は「命より尊いものはない」という話をよくしますが、そうではない考えがあるようです。

 ガイドさんの案内で、ナショナルモールにあるリンカーン記念堂に行きました。そこではこんな話を聞きました。南北戦争の時に、ある人がリンカーンに言いました。
「大統領、我々の軍が勝つように神に祈りましょう」
 するとリンカーンは答えました。
「それより、もっと大切なことがある。我々が神の側に立つように祈ろう」
 この話を聞いて、次のように思いました。神社へ行って、神に「ああして下さい。こうして下さい」と自分の願いばかり求めるのではなく、「自分自身が神の願いや立場に立つ」ことが、もっと重要だと。

 リンカーン記念堂の近くに朝鮮戦争戦没者慰霊碑がありました。自由を守るために戦ったアメリカの若者たちの銅像がたくさん並んでいました。決してその犠牲は無駄ではなかったと思います。

 国会議事堂とワシントンモニュメントの見学をしたあと、スミソニアン博物館に行きました。アポロ11号のモジュール、月の石、世界初の飛行機ライト兄弟のフライヤー号、世界初の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた飛行機スピリットオブセントルイスなどを見学しました。人類の飽くなき挑戦と開拓精神に触れ、心が躍りました。

 宇宙から眺めた地球の写真がありました。そこには国境はありませんでした。地球上から、国境も争いも消える日が早く来て欲しいと切望します。

神楽の街 鷲宮

今週のお題「好きな街」

 前の職場の隣の駅が鷲宮でした。駅を出ると大きな看板に「神楽の町」と書いてあります。出雲の神様を祀る神社としては、関東で最古の神社と言われている鷲宮神社があり、その神楽が関東神楽の源流といわれています。

 笛や太鼓に合わせて踊る12演目の神楽は、古事記の世界を表現していて、見ごたえがあります。

 しかし、60年ほど前に伝承者が白石国蔵さん一人になってしまい、神楽が消える危機を迎えました。あるとき国蔵さんの夢枕に神様が立って、
「あと3年お前に命を与えるから、神楽を伝えて死ねよ」
 とのお告げがあったそうです。それから国蔵さんは多くの人たちに必死に神楽を伝えました。すると、本当に3年たって国蔵さんはこの世を去ったといいます。

 鷲宮神社というと、アニメ「らき☆すた」の聖地にもなっています。アニメファンの若者が、どっと押し寄せることがあります。

 神社の前を流れている青毛堀川に沿って、河津桜が植えられています。毎年2月末から濃いピンク色の桜が鮮やかに咲きます。

 近くのコスモスロードは、秋になると色とりどりのコスモスが目を楽しませてくれます。

 鷲宮神社の西側に16世紀まで城がありました。代々鷲宮神社の神主が城主をしていたようです。今は何の跡形もありませんが、当時の道などが残っていて、歩きながら空想を膨らませるとロマンが湧いてきます。

 鷲宮神社には大国主命が祀られていますが、大国主命は「国造りの大業を成し遂げることができたのは、自分の中に宿る『幸魂(さきみたま)』の力のお陰であった」と言いました。この「幸魂」が、一説には「埼玉」の名前の由来になったと言われています。

歯磨きと髭剃り

今週のお題「サボりたいこと」

 毎日、朝晩の歯磨きが面倒になるときがあります。面倒にならない方法はないかと、いろんな考えました。朝昼晩に食事をするたびに、歯が活躍してくれます。そこで、歯を磨く時間を歯に感謝する時間にしました。
「歯の皆さん、いつも食べ物を噛み砕いてくれて有り難うございます。」
 と心の中で歯に言いながら磨きます。そして、噛むことの効能を心の中で唱えます。

①平衡バランス(噛み合わせが影響)
②肥満防止(噛まないと食べ過ぎ易い)
③味覚発達(味を感じ易くなる)
④言葉の発音(顎の筋肉が発達)
⑤脳の発達(噛む度に血液を頭に送る)
⑥歯の病を防止(唾液が菌を洗い流す)
⑦癌の防止(唾液で癌の発生を防ぐ)
⑧胃腸を守る(消化吸収を助ける)
⑨糖尿病の予防(血糖値を下げる)
⑩全力投入(歯を食いしばる)

 それから、歯みがきが少し面倒でなくなりました。しかし、磨くことよりも効能を唱えることのほうが面倒になりました。
 それからは効能はやめて、感謝だけにしました。毎日しっかり磨いていても虫歯ができてしまいました。まだまだ感謝が足らないのだと思います。

 もう一つ面倒なのが髭剃りです。しかし、髭に感謝する内容が浮かんできません。だから、やっぱり髭剃りは面倒です。

古い千年の都 慶州

今週のお題「好きな街」

 日本の京都のようなところが、韓国では慶州(キョンジュ)です。ここは三国を統一した新羅の千年の都でした。
 三回ほど慶州に行きました。特に韓国で一番美しいお寺といわれているのが、世界遺産にも登録されている仏国寺(プルグクサ)です。吐含山(トハクサン)の中腹にあり、立派な石の建築物がたくさんありました。

 門の前のアーチをそなえた階段はとても有名です。韓国紹介のポスターによく登場します。アーチは石を綺麗に並べて見事に築かれていました。美意識の高さを感じました。仏国土に向かう階段また橋として、これほどふさわしいものはないと思います。
 寺院の建物は日本に比べると、とても鮮やかな彩りです。赤や橙色、緑や青などの多彩な色が随所に使われています。

 大雄殿の前にある釈迦塔と多宝塔は最高傑作です。釈迦塔は四角ばっていて格調高く男性的です。多宝塔は曲線美と優雅さがあり女性的です。

 仏国寺を更に上に登って行くと、世界遺産に登録された石窟庵(ソックラム)があります。薄暗い石窟の中に、大きく立派な如来坐像が安置されていました。
 韓国の寺院を訪問して、日本の寺院との違いを幾つか感じました。韓国の寺院は、街の喧騒から離れた、山の中の静かなところに多くあります。また、韓国人が訪れる目的は、観光というより、お経を上げたり、お祈りをしたり、敬拝を捧げる、いわば信心を動機にしている人が多いようです。魂の拠り所として、生活に根づいた仏教だと思いました。

 新羅時代の精神的支柱となった花郎(ファラン)道の聖地に行きました。平野を見下ろす、眺めの良い高台にありました。
 花郎道は仏教の弥勒信仰をはじめ、儒教道教の影響を受け、仁愛や忠節、信義を徳目としました。新羅が三国を統一した時の、重要な原動力になったといいます。

 慶州には、その他、東アジアで一番古い天文台や海の中にある王陵、美しい雁鴨池、国立公園、普門湖リゾートなど見所がたくさんあります。